設立趣旨

わたしたちのネットワークは、環境や地域振興の分野で20年以上のフィールド経歴を有する技術者・実践者より構成されており、目的達成のための様々なサービスができる知的財産を有しています。

戦後のまちづくりの主体が、徐々に官僚の手から地域の現場に生きているわたしたち一人一人の手に移譲されてきています。
本来実情を良く知っているはずの地域住民が、政策を練って行政に提言するような社会活動が活発に展開することによって、わたしたちは、自ら生きている地域環境を自らで管理することにより、多くの諸問題に前向きに対処していけることを信じています。
地域住民が、自ら汗をかき、悩み、考えてつくる社会規範のことを「コミュニティ科学」と呼びたいと思います。
そこでわたしたちは、このような趣旨に賛同した地域住民・まちづくりの実践者間の交流活動等を通じた、ネットワークづくりを進めています。

われわれが、設立の前から(1994年ごろ)NPOを構想していたのは、イギリスの「トラスト」やアメリカの「CDC」を知って、そのようなNPO活動を日本でも普及していきたいと思ったからです。CDCとはニューヨークやクリーブランド市で活躍していたNPOのことです。(参考文献