コミュニティデザインという言葉

23日、大西隆先生記念シンポで、山崎亮氏の話を聞いた。

テレビでは顔が丸く写っているが、実物は細顔で精悍な雰囲気を持っていた。

話は、砕けた調子で、漫才を聞いているかのようだった。

彼は「コミュニティ・デザイナー」という肩書を流行らせた人物である。

彼はもともとデザイナーだったから、ワークショップを通して、市民参加の場を創って行くことをコミュニティ・デザイナーと了解しているらしい。

私は、コミュニティないしコミュニケーションを可視化できなければ、デザインもできないと考えており、まずは可視化することが科学的な所作の第1歩だと思っている。

それを怠ってしまったら、市民参加も宗教も変わらなくなってしまうだろう。 そうした批判的態度は絶えず持ち続けなくてはならない。

コミュニティ科学という言葉にはそうした理念を含ませたかった。 コミュニティデザインを科学的に論じることのできる研究会をなるべく早期に(できれば今年中に)立ち上げたいと、思いを固めた。